施設紹介
配分が一目で分かる「円形分水工」
一級河川佐梨川の小出郷第1号頭首工から取水し、左岸用水幹線を利用して本分水工の底に導水、分水槽の中心にある吐出口から吐き出されて分水槽に貯められる。分水槽の外側は側溝水路が取り囲んで造られており、分水槽から溢れた水は周囲に均等に溢れ、側溝水路に流れ落ちる。落ちた水は、小出用水支線、伊米ヶ崎用水支線の面積比率により仕切り板で配分される仕組みである。この比率は、豊水であっても、渇水であっても変わることのない設計で、その形態が円筒型であることから、「円形分水工」と呼んでいます。
ユニークな形状で県内唯一の現役施設として有名です。
小出郷第一号頭首工(佐梨川頭首工)
佐梨川右岸にある吉田堰、左岸にある上原堰、佐梨堰、佐梨本堰、佐梨本田堰、大河原堰等の取水井堰を一か所に統合し、一級河川佐梨川の上流から見て右側を右岸用水路(主に湯之谷地域)左側を左岸用水路(主に小出地域)といい、合わせて766.9haもの田んぼを潤します。
また、豪雪地帯である魚沼での欠く事のできない流雪溝用水として利用されたり、防水用水をはじめとする生活用水としても利用され、重要な役割を果たしています。
落差工・急流工を利用した「小水力発電」
一級河川羽根川の小出郷第2号頭首工から取水した池平用水支線の急流工と落差工を併せた落差を利用した小水力発電。
急流工と落差工の落差をまとめて水圧管路で導水し、落差工の下流側に小水力発電を設置。
平成28年に発電施設完成。
その他
※平成29年4月1日現在
頭首工 | 52ヶ所 |
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ため池 | 35ヶ所 |
揚水機 | 48機 |
用水路 | 476,378.5m |
排水路 | 96,622.9m |
排水樋管 | 1,101.0m2 |
農道 | 393,254.5m |
発電所 | 1基 |